【高校化学】金属元素と非金属元素の違いを解説!周期表での位置や特徴なども
周期表での位置が大切だということはよく聞くけれど、複雑すぎて覚えるのが大変ですよね。
今回は金属元素と非金属元素について、周期表の位置や違い、特徴などを徹底解説していきたいと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
⭐︎ 金属元素と非金属元素
周期表を2つに分ける方法に、金属元素と非金属元素に分類する方法があります。
ざっくりですが、金属元素は周期表の左側、非金属元素は水素を除いて周期表の右側に位置することになります。
この金属は左、非金属は右というのが、それぞれの特徴を原理で理解するのに重要ですのでしっかり確認しておきましょう。
⭐︎ 金属元素の特徴
金属元素の特徴を紹介していきたいと思います。
ここでは一般的な金属の性質というよりかは、非金属元素との違いに着目して紹介していきます。
もっと細くいうと、ざっくりと1・2族+遷移元素にあたる部分が金属元素となっています。
族の1の位が価電子の数と同じなので、1族の価電子の数は1で、2族の価電子の数は2です。
遷移元素の価電子の数は1〜2個です。
金属元素は価電子の数が1〜2個で少ないので、電子を放出して陽イオンになろうとする性質を持ちます。
金属元素は陽イオンになる力が強い、すなわち陽性が強いという特徴を持ちます。
また、金属元素は常温で固体であるという特徴を持っています。
ただし、唯一金属の中で常温で固体ではない例外の元素があり、それが水銀Hgです。
例外は入試に出題されやすいのでしっかりと確認しておきましょう。
⭐︎ 非金属元素の特徴
細かくみていくと、15〜17族あたりが非金属元素の領域になっています。
15族の価電子は5個、16族の価電子は6個、17族の価電子の数は7個と、非金属元素は価電子の数が多くなっています。
非金属元素は価電子の数が多いので、電子を受け取って陰イオンになろうとする性質を持ちます。
非金属元素は陰イオンになる力が強い、すなわち陰性が強いという特徴を持ってます。
また、非金属元素は常温で固体または気体であるという特徴があります。
ただし非金属元素にも例外が存在し、臭素Brは非金属元素で唯一の液体元素となっています。
例外は入試に出ます。しっかり覚えておきましょう。
⭐︎ まとめ
金属元素の特徴
・陽性が強い
・常温で固体(Hgは例外)
非金属元素の特徴
・陰性が強い
・常温で固体または気体(Brは例外)
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