【高校化学】気体の捕集方法を徹底解説!覚え方や一覧表も【水素・二酸化炭素・アンモニアなど】
無機化学の知識問題として聞かれがちな気体の捕集方法。
全ての気体について1個1個丸暗記していくのは大変ですよね。
今回は気体の捕集方法の考え方について、原理から徹底解説していきたいと思います。
丸暗記するよりも早いはずです。
ぜひ最後までご覧ください。
⭐︎ 捕集方法の種類
高校化学で覚えるべき捕集方法は3つあります。
① 上方置換法
空気よりも軽い気体を捕集する方法。
例 アンモニア
② 水上置換法
水に溶けづらい気体を捕集方法。
例 水素、一酸化窒素、一酸化炭素など
③ 下方置換法
空気よりも重たい気体を捕集する方法。
例 二酸化窒素、二酸化炭素、塩素など
ここからは気体の捕集方法の見分け方についてみていこうと思います。
⭐︎ 上方置換法と下方置換法の見分け方・一覧表
気体の捕集方法は丸暗記しなくても判断できます。
空気の分子量は28.8です。(覚えてしまった方が色々便利です。)
分子量を計算してみて、空気の分子量よりも気体の分子量が小さかったら上方置換法
空気の分子量よりも気体の分子量が大きかったら下方置換法です。
ちなみに、空気と重さがあまり変わらないものは水上置換法となっています。
例えば、二酸化炭素の分子量は計算すると44です。空気よりも重たいので下方置換法です。
水素の分子量は2なので、水素は上方置換法でも間違いではありません。(水上置換法の方が一般的ですが。)
こんな感じで丸暗記しなくても、分子量を計算すればなんとなくは判断できますので、目安にするといいかなと思います。
各気体の捕集方法と分子量の一覧表を載せておきます。
⭐︎ まとめ
気体の捕集方法は3つである。
① 上方置換法 … 空気よりも軽い気体を捕集する方法。
② 水上置換法 … 水に溶けづらい気体を捕集する方法。
③ 下方置換法 … 空気よりも重たい気体を捕集する方法。
気体の捕集方法は空気の分子量(28.8)と比較することで、検討をつけることができる。
化学の偏差値10アップを目指して、頑張りましょう。
またぜひ、当ブログにお越しください。