【化学基礎】同素体と同位体の違いを徹底解説!語呂合わせや定義、特徴など
語句問題で問われがちですが、漢字も1文字違いでややこしいし、いまいち違いが覚えきれないという方も多いですよね。
今回は、同位体と同素体の違い、そして同素体の語呂合わせや特徴などを徹底解説していきたいと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
☆ 同位体とは
同位体とは、原子番号が同じだけど質量数が違う元素同士の関係性のことをいいます。
例えば、質量数が1の水素と質量数が2の水素(重水素)は同じ水素だけど質量数が違うので同位体の関係です。
ちなみに、質量数=陽子の数+中性子の数、でしたね。
同位体は同じ元素同士の関係性ですので、陽子の数(=原子番号)は同じです。
なので、同位体とはもっというと、同じ元素だけど質量数が違うもの
すなわち、中性子の数が違うもの同士の関係性のことをいいます。
☆ 同素体とは(同素体の種類)
同素体とは、同じ元素だけど化学的性質が違うもの同士のことをいいます。
例えば、ダイヤモンドと黒鉛の関係性などが同素体にあたります。
ダイヤモンドも黒鉛も同じ炭素です。ただし、
ダイヤモンドは電気を通しませんが、黒鉛は電気を通す
ダイヤモンドは硬くて光沢があるけど、黒鉛は一定方向に割けやすい
などの化学的性質の違いがあります。
高校化学で出てくる同素体はたったの4つの元素だけです。
下に一覧表をお載せしました。単体名も含めてしっかりと覚えておきましょう。それぞれの性質については、発展化学で勉強しますので割愛します。
また、同素体の関係性を持つ4つの元素には語呂合わせがあります。
S、C、O、P で スコップ です。
共通テストなどでも、「同素体の関係性であるものを選びなさい」などの単純な問題が出題されますので、しっかりと語呂合わせ込みで覚えましょう。
☆ 同位体と同素体の違い
同位体は、同じ元素で質量数が違うもの同士のことをいいます。
違うのは質量数(=中性子の数)だけであり、化学的な性質は同じです。
同素体は、同じ元素で化学的性質が違うもの同士のことを指します。
同位体の方は、「違うのは質量数だけ」としっかりと覚えておきましょう。
☆ まとめ
同位体とは、同じ元素で質量数が違うもの同士のこと
同素体とは、同じ元素で化学的性質が違うもの同士のこと
同素体は「SCOP(スコップ)」で覚える!
化学の偏差値10アップを目指して、頑張りましょう。
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