【高校化学】周期表の覚え方や語呂合わせを解説!並び方の意味は?
高校化学と聞いて、1番最初に思い浮かぶ人も多いのが周期表。
高校化学の1番最初に、必死に暗記をしたという人も多いですよね。
今回は化学を理解する上でベースとなる周期表について、覚え方や周期表の定義、並び方の意味などを今一度しっかりと確認していきたいと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
⭐︎ 周期表とは
現在使われている周期表は、メンデレーエフが原子量(原子の重さ)の順に並べて作ったものを改良されたものになっています。
周期表の横の列を「周期」、周期表の縦の列のことを「族」といいます。
⭐︎ 周期表の覚え方
周期表を覚えることは、化学を理解する上でとても大切です。
周期表を覚えていない人は化学の入試問題を解くことはできないといっても過言ではないと思います。
本当に基本中の基本ですので、しっかりと周期表の元素の順番は暗記しておきましょう。
理系は30番までという説もありますが、たくさんの入試問題を解いてきても30番まで必要だったケースは1回や2回くらいです。
20番まで覚えておけば事足ります。
覚え方の語呂合わせは、
「水兵リーベ、ボクの船。七曲がりシップスクラークか。」です。
対応する元素記号は、
水(H)兵(He)リー(Li)ベ(Be)、ボ(B)ク(C)の(N)(O)ふ(F)ね(Ne)
七(Na)曲が(Mg)り(Al)シッ(Si)プ(P)ス(S)クラー(Cl)(Ar)ク(K)か(Ca)
となっています。
順番・元素記号・元素名はしっかりと20番まで呪文のように唱えて覚えましょう。
⭐︎ 周期表の並び方の意味
周期表は適当に並んでいるわけではなく、しっかりとした意味を持って並んでいます。
それを理解するために、下の図を見てみてください。
これは周期表の位置と対応するように、各元素の電子配置を表した図です。
みなさん、何か気づくことはありませんか?
みなさんに気づいて欲しいことが2つあります。
1つ目は、周期表の縦の列ごとに最外殻電子(価電子)の数が同じだということ。
最外殻電子は1番外側の電子殻にある電子のことで、族の1の位と最外殻電子の数が一致していることがわかります。
2つ目は、周期表の横の列ごとに電子殻の枚数が一致しているということ。
第1周期は電子殻の枚数が1枚、第2周期は2枚、その後も周期の数字と電子殻の枚数が一致するようになっています。
周期表の族は最外殻電子の数を表していて、周期は電子殻の枚数を表している。
しっかりと押さえておいてください。
⭐︎ まとめ
20番までを語呂合わせで覚える必要がある。
周期表の縦の列を族といい、族の1の位は最外殻電子の数と一致している。
周期表の横の列を周期といい、周期の数字は電子殻の枚数と一致している。
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